「ボス、○○の社長が申告書へ署名・捺印しに来られましたが、「小切手と交換」なのですよね?」
「おぅ!」
「先日付の場合のデッドラインはいつまでですか?」
「別にいつでもいいんだけどよぉ~・・・・」
で、社長さんが持参された小切手の日付を見ると、やっぱ先日付でした。
期日は60日後。
会社の今の資金都合を見ていたら、「即金」つーのはまずないだろうと思っていたので、ボスからすりゃこれでも御の字なのか?
「先日付で悪いと思うんだが・・・・」と社長は言ってましたが、
「私には金額云々の裁量はボスから与えられていないので、そのことについては何とも。ボスが自分で言ってたことですから、いいのではないでしょうか?」と話しました。
ウチらの商売って、「目に見える商品を直接販売」しているワケではないので、支払が滞ってしまうとズルズル、ってパターンが多いのではないでしょうか?
ただでさえ、日本人って「目に見えないサービスに対する対価」ってなかなか支払おうとしないところがあると思います(←偏見?)
やっぱ個人的には「口座自動振替」がいいと思うんだけど・・・・。
ここの事務所では、回収代行会社へ支払う手数料をケチって(?)いるので、この自動振替はほとんど浸透してないんですけどね。
「振込み」や「直接集金」に依存しているのも、どうかと思っているんです。
一般企業では新規の口座が増えた場合は、まず「顧客台帳」を作成しますよね。
その台帳には、事前に取り決めた取引条件等(締め、支払、支払方法etc)が記載され、資金回収はそれに基づいて行われる。
たとえば、「振込み」を取引条件として取引された場合で、その支払が滞ってしまったら「弊社指定の口座自動振替制度に支払方法を変更できる旨」、etcを事前に契約しておけば回収リスクは軽減できると思える。
まぁ~、こういうのはただの「理想」で、現実には資金回収はなかなか難しいところがあると思います。
ただ、お仕事は「回収してはじめて完遂」(←あたりまえ?寝ぼけたこと言ってんなってか?)と昔キツく教わったので、常に意識しておるつもりです。