以前から「投資用として保有していた建物を取り壊して、そこの地面を譲渡する」と話を受けていたお客さんから電話があった。
売却した不動産にかかる譲渡所得の申告云々は、税務関係の話、いわば「自部門」の話になりますが、今日の電話はチョット違いました。
「譲渡先が決まったんだけど、不動産屋から建物滅失登記と土地の境界線の測量が・・・・と言われたんだけどね」
とお客さん。
げっ!?去年建物を解体した際にてっきり滅失登記は終わっているもんだと思ってました。
建物滅失も測量も、こりゃ「土地家屋調査士」の業務範ちゅうだわ。
参ったなぁ、私には「ツテ」がない。
おまけに、滅失登記をしようにも解体業者と連絡がとれなくなって、申請書に添付する「証明書」が用意できないという。
お客さんも相談する相手がいなくて、私のところに問合せをしてきたんでしょう、町医者(?)の業務は多岐にわたる、などと自分の都合のいいように考えてしまった(笑)
浅知恵でも「何とか考えてあげなくては」。
まず法務局へ問合せる、
「解体業者が夜逃げ(?)して証明書とれないんですが・・・・」
「では、上申書で結構ですからご用意して下さい」と。
そうかぁ、上申書かぁ。これくらいなら私のほうで作成してあげられる。
で、さっそく作成。
これで、お客さんが実際に調査士に依頼した場合、調査士が作成する書類が少なくなるから料金安くなるかも?
と、今日はここまでやりました。
こんな問合せでも、お客さんから相談を持ちかけられると、やっぱ嬉しいっすよ。
間違ったことを伝えてしまうのはNGだけど、そうじゃなければ少しは役に立てる?
よく知りもしないのにあまりあちこちに首を突っ込んでしまうのも、どうかと思うけど、せっかくお客さんから問合せしてもらったんだから、「あっ!その仕事は○○士の仕事ですから・・・・」などとあっさり言ってしまうことは、今の私にはできないっすよ。