今朝ボスから「例の相続の進捗状況はどうだ?」と尋ねられました。
「あとは取引相場のない株式だけっす。ただ、会社のほうが株主名簿を出したくないなどと非協力的なので先詰まりしてますが・・・・。とりあえず財産は出揃ったので先に分割協議書は作成しました」
と、分割協議書をボスへ廻す。
「代償分割かぁ・・・・」
「えぇ、もうすでに各相続人の口座に入金してしまっているので・・・・」
ボスはなんか不満そうです。
「株は少数だなぁ、だったら配当還元だろ?」
「えぇ、でも所有資産に多額の含み損を抱えていたらと考えると・・・・・」と話すと、
「いいよ、配当還元で」だと。
配当還元でやるにしても、ホントに配当還元でいいのかを検証する為に株主名簿は必要だし、直前期や直前々期の配当金額の資料が必要かと。
「配当還元・2年間無配」でやっちゃっていいのかよ?
「それと、委任契約書を作成しておきました」
と委任契約書をボスに渡すと、
「俺はこういうの好きじゃないんだよなぁ・・・・」
と、ロクに目も通さない。
「書面で残し、ガッチガチにやるのはこちら側の首が絞まることがあるかも知れないし、いつでもフェードアウトできたほうがいいからですかぁ?」と突っ込みを入れてやりました。
相続は高額なギャラを頂戴するワケだし、「契約書の整備」って他の事務所でも当たり前のようにやってるんじゃないでしょうかね?
「言った言わない、聞いてない」等の水掛け論でトラブルに発展しないよう書面で整備しておくのはやっぱ有効だと思います。
こちらに都合が悪そうな文言ははじめから削除しておけばいいんだし←おっと、これじゃそもそも契約書として有効に成立しなくなるか?
契約関係を含め、他の事務所ではどのようなシステムで業務を動かしているのかやっぱ気になりますね。