昨日は、向こうの事務所で担当している資産家のお客さんのところへ訪問。
ここは月次訪問だから、毎回何かしらの「ネタ話」を用意していかないと話が続かないのでアタマを使う、雑談力が問われる感じ。
国家試験をくぐり抜けてから7年以上経つので、普段はもう税理士試験の話などしなくなったけど、昨日はお客さんからその話を振られたので、久々にそんな話をした。
「◯◯さん(←辞めちまった前任の向こうの無資格番頭職員)が5科目、5科目って言ってたから、税理士試験って5科目しかないのぉ?」
「いえ、全部で11科目あって、その中から必須、選択必須はありますが好きな科目を選んで、最終的に5科目ツモればいいんです」
「◯◯さん、手が痛くなるって言ってたけど、しばらくしたら言わなくなったので、それ以来試験を諦めたのね」
ああ、理論がある税法科目のことか。あの人、会計科目はくぐり抜けたけど、税法科目でつまずいて諦めたのかな?
「私しゃ、地アタマが悪かったもんで、働きながら10年以上かかっちまったけど、なんとかくぐり抜けられましたわ。最初の科目だけは仕事が終わってから学校行って・・・だったけど、残りの4科目は通信教育でしたぁ。毎月定期的にたくさんの教材が送られてくるから、自分で計画立てて消化して・・・。だもんで毎日AM3:30頃に起きて、出勤前に勉強やって、お客さんとのお付き合いなど一切せず、仕事から帰ってきたらPM10:00までには寝て、そんな生活が10年続きましたね。もうあんなこと二度とやりたくないですわ」
「その反動なのね、今は全くその逆なんでしょ(笑)」
するどいなぁ、あのお客さん。
「私の場合、途中で勤めていた事務所の先生が死んでしまって、別な先生に事務所ごと買われ・・・。幸いそこで拾われたからよかったものの、そうじゃなかったらそのまま失業でしたわ。ああいう思いは二度としたくなかったので、死に物狂いで試験だけは突破する、バッチだけは取っておかなければという思いが強くなり真剣に受験に取り組みましたね」
「へぇ〜、そぉーなのぉ」
以外だったみたいね。
でもさぁ、オレだけじゃないじゃん、試験をくぐり抜けてくる苦労は。どこの先生も同じことやってくるワケだしぃ。
バッチをつけてからがもっと大変なんだしぃ。
だから、最低限バッチをつけて来ないとハナシにならないしぃ。
なので、もし◯◯さんが試験を諦めて後悔してるようなら、「途中でやめたアンタが悪い」と言うでしょうね。