会社設立初年度から、かなりの利益が出てしまっている社長んところの退職金原資づくりを考え始めました。
利益が出てしまっていると言っても、しょっぱなの役員報酬額を低く設定しすぎてしまったもんで、あーどうしましょ、じゃあ退職金の原資づくりをやりますかぁ?って感じなんす(汗)
役員報酬額の設定って、ホント難しいですわ。
私が考えている退職金原資づくりは、
①小規模をMAXやる→②倒産防止を掛け留めまでMAXやる→③民間保険会社の商品をハメる
ってな順番。
今回①は見送り。ってか、役員報酬がいじれない状況でやっても効果が薄い。やるんなら、役員報酬を高めに設定した年にやったほうがベターかと。
②は本来の制度の趣旨に反するけど、全損&社外に資金留保、という意味では退職金の原資として使える。
③がクセモノ。
保険会社が作成する設計書には、「保険料累計」・「解約時受取額」・「単純返戻率」・「効果額累計」・「実質負担額」・「実質返戻率」ってな、項目が記載されていると思う。
この中の「効果額累計」ってのが・・・・・。
要は、この保険を掛け続けることによって、こんだけの節税効果がありますよ、ってなことなんだけど、それには「毎年黒字決算を続ける」ということが前提になる。
ただでさえ不安定な小規模零細会社が、毎年、毎年黒字を叩き続けることができんのかぁ?って思うと、あの「効果額累計」ってのは個人的に好きになれなかったりする。
赤字の年に多額の保険料負担なんて・・・・・会社資金繰り悪くするだけでしょ、と思う。
難しいですよ、保険を使った提案って。先生にはそれを「勧めた責任」が付いて回りますしね。
なので、安直に勧めたりはしません。
それにしても、最近の保険商品はスゴいの出てんのね。
全損&しょっぱなから実質返戻率が100%を超えている商品もあるしさぁ。
この商品、数年前に税制のメスが入った逓増みたいに、メスが入るんじゃないですかね。