新会社法が来月1日に施行されます。
その中で「期末・中間を問わずいつでも配当できるようになる」って規定があったと思いますが、それを知ってか知らぬか、本日担当にさせられている例の業績好調な会社の社長から電話があった。
朝から別な客先へ出向いていたら事務所にいたオバチャンから「○○の社長が至急連絡ください」と言ってます、って言うから電話を掛ける。
「あのさぁ~、配当しようと思うんだけど・・・・」
「12月決算にかかる定時総会を終えたばかりなんで、新会社法施行の来月以降でないと配当はできないっすよぉ。で、いくら位の金額を予定しているんですか?」
「2,000万くらいかな?」
ひょえ~、一度にそんなにやるの?一株あたり軽く10,000円overじゃん。
いくら非上場とは言え、一度にこんなにたくさん配当していいんだっけ?いちおう、原資はたくさんあって配当制限にはかからないと思うけど。
あのF/Sを見た外国親会社が、「配当せぃ!」と言ってきたんでしょうかね。
だったら総会ん時に言えばいいのに、と思った。
外国親会社に配当かぁ、20%源泉でいいのかな?納付書も別なの使わないとならないじゃん、調書も作成しないと、あっ!?そういえば俺ってあそこの株主名簿すら入手してないぞ、げ~っ。
それにしても、さっそくですかぁ。
いつでも配当できるよう定款をいじらなくてはなりません。
あの会社の定款って「原始定款」のままなんですよねぇ、直すにしても今までの議事録が全部残っているかは不明。
登記事項の部分だけを合わせておけばいいか。
この機会にやっぱExcelやWordで定款を「電磁ファイル」として作成し直して保存しておかないとマズいですね。
帰りに「定款事例集」なる書籍がないか本屋で探しますか。