相続案件を受託しているお客さんから「書類が到着したので取りに来てちょ~だい」との連絡を受けたので午後から訪問しました。
書類の中身は預金通帳のコピーと残高証明書、それと債務控除すべき公租公課と葬式費用の残り。
で、通帳のカネの流れを見てみると例の株の配当金が入金されてます。あ~やっぱ株があんのね、うげ~面倒くせー!
株の評価方法なんて、もうすっかり忘れてるって。それに公開or未公開・・・・・所在地すら分からない。奥様から聞いたのはその法人の連絡先だけ。は~参ったぁ。
「分かりました、あとは私のほうで全部やっときます」と安請負しちまったけど、立木に引続きこっちの評価も時間かかりそうだわ。
その他に預金の流れを見てみると、何やら「ん百万円単位の丸まった金額の入出金」がポツリポツリ。
なんだこれ?
「これ何なんでしょうか?」
「あっ!これねぇ、どうやら知人におカネを貸してたようなのよ?」と奥様。
げっ!げげっ!!!
「貸付金債権」があったなんて何も聞いてないっすよぉ。
なんだよぉ~、後から後からボロボロと出てくるじゃん。
「相続税の申告書を提出した後、税務調査がある場合には、当然役所のほうは事前の銀行調査で被相続人の預金の流れを把握した上で誘導質問をかましてくるので、その時ボロが出て申告財産として申告されてないと突っ込まれるハメになります。だから預金の流れから推測されるであろう株や貸付金その他の財産は申告しとかないとマズいです」と俺。
最近読んだ実務書に書いてあったことをそのまま受け売りして話しをしてしまいました。
こんなんでよかったよねぇ、間違ったこと話してないよねぇ。小心者は自分のやったこと言ったことにいつまでたっても自信が持てなかったりして・・・・・。
事務所に戻ってきてから、例の株の件でその法人に電話しましたよ。
「あの~・・・・・」って。それに最後には「御社は株式公開企業でしょうか?・・・・・」などとバカみたいなことまで聞いてしまった。
分からなけりゃ自分で恥かいてカラダで学習してくりゃいいんだぁ、と自分を納得させましたわ。