ほっ、受任して手続を進めていた相続案件、終わったわ。
ギリギリにならずに済んでよかったぁ。
スポット案件だったとはいえ、遺産総額2億未満、不動産より金融資産のほうが多く納税資金には困らない、土地も農地・雑種地・山林がなく整形宅地だけだったから、資産税が全然ダメダメなこんなオレでも大丈夫だったのかと。
つたく、相続税法に合格してきていても、場数が少なけりゃ、こんなんなっちまう。
どーしようもねぇーわな。
あとは登記手続。
こっちで協議書も評価証明も戸籍関係も全部用意して、先生の見積をお客に提示して了承も取り付けたので、依頼した司法書士は楽じゃないかな。あとは委任状と本人確認だけだもんね。
1、遺産が基礎控除以下で申告なし
2、基礎控除は出るが小規模や軽減使って納税なし
3、遺産3億未満納税あり
4、遺産3億over納税あり
5、遺産5億〜10億over
相続案件を大別すると、こんな感じかと思うけど、今のオレの許容範囲は1〜3あたり(5なんて恐くて、ひとりじゃできないっす)。
ここらへんがコンスタントに受任できれば・・・と思うけど、大手事務所にかなり流れているんじゃないかと思われ。
事実、大手事務所からあの程度の規模の相続案件を復代理人として手伝わないか、とのハナシを受けて、一時は考えたけど、業務の縛りがキツかったので辞めた経緯があった。
営業力であの規模の案件まで、ごっそり持っていかれるとこっちは・・・と思う。
営業〜受任〜生産体制を垣間見て、やっぱ大手にはかなわないなぁ、と感じた。
いろいろと考えさせられるわ。
それにしても、今回のお客さんも「放棄」の認識誤ってたなぁ。
一次相続時に放棄した、放棄したって言ってたから、「家庭裁判所に出向いて申述したんですかぁ?」と尋ねると、「なんだそりゃ?」と。
よかったねぇ、債務がなくって、って思った次第。
一般の方の認識なんて、所詮その程度なのかも知れない。