「あの課長って、歳いくつだと思いますかぁ?ああいう人が今まで私の周りにはいなかったもので・・・」
本日、ウチの事務所にやってきたD生命の担当営業の女の子。
彼女も新しくウチの担当になってまだ日が浅いけど、その上の上司も替わってて挨拶がまだだったからと、先日一緒にウチに来ていたんです。
「一度しか会ってないからもう顔なんて覚えてないけど、確かアタマが薄かったよな。歳?オレと同じくらいかぁ?「ああいう人」って・・・まわりくどい言い方すんなよ、「ハゲ」ってことだろ!」
「先生、ハッキリ言いますね」
ハゲちまったもんは仕方ねーだろう、だから何だよとオレなんかは思うけど、彼女らにとっちゃ、あの年令でハゲてるって、そんなに衝撃的なことなのかね。
「今のオレだって、あの課長と変わらないようなもんだろ!ほら」
「いえいえ、先生はあそこまでは・・・」
コ、コイツ。
「じゃあさぁ、○○さんの彼やダンナがハゲつーのはあり得ないの?」
「そうですね」
おーおーおー、好きでハゲる奴なんていねーのに、女性ってやつは、好き勝手言うもんだ。
「腫れ物に触るような接し方するんなら、そんなに気になるなら、部下のほうから「いつからハゲ出したんですかぁ?」と、いじってやればいーだろ!」
「そ、そんな、できるワケないじゃないですかぁ」
「オレだったら自分から自虐ネタで使うけどなぁ」
「先生みたいなキャラの人ならまだしもあの課長は・・・」
ふぅ〜ん。
「分かんねぇーよ、誰かにいじられるの待ってるかもよ。それが部下でうまくいじられたらその部下を気に入って・・・。上司だって人間だし、気に入った部下なら「えこひいき」するだろ、オレだったらそうすると思うぜ!社内営業も立派な営業だろ!」
「なるほど〜」
まっ、彼女はそんなこと(自分から上司をいじること)は絶対にやらないタイプだろうし、社内の同性同士でネタ話にする程度でしょうよ。