お客さんのレベルって、やっぱマチマチですね。
「現金勘定」が△になってんのに、何でおかしいと思わずにそのまま送信してくるのかね。
自計化を推進する理由のひとつは、会計事務所側のルーチン業務を減らし、従来と同じ(?)ギャラでより高いサービスを提供するため。
そしてもうひとつは、自社(お客さん側)でタイムリーな数字を把握してもらい、それを読み込み&分析できるようなレベルになってもらうため。
当然、そこまでのサポートはどこの事務所もやるでしょうしウチのスタンスもそう。
単式簿記感覚で、ただ単に入力しています、じゃハナシにならないでしょ。
取引量にもよるけど、これだったら補助簿をしっかり整備してもらい、管理会計のほうにシフトしてもらったほうが……と思ってしまう。
明日訪問する社長んところは、知り合ったときから補助簿が完璧だった。
記帳ったって、たいして時間がかかるワケでもない。
だから、訪問時にハナシをしている内容は濃いと思う。
ギャラに見合っていると思うし、それ以上だと思う。現に、社長からは「ギャラ以上のことはやってもらっている」と言われているし……。
「社長、どこでこれ覚えたんですか?」と尋ねたところ、
「サラリーマン時代に経理の人間がやっていることを見ていたので、独立してから見よう見真似で始めてみた」と。
すばらしい「マインド」じゃありませんか。
こっちは嬉しくなっちまって、だから書面添付までやってあげちまった次第。
こういうお客さんには、もっともっと、ってなりますよ。
それが人間ちゅーもんです、はい。