「慣れ」というものは恐ろしいです。
最近は、電子申告するのが当たり前というような感が・・・・・。
私は開業当初、従前の「紙ベース」の申告書を作成し、自分でサイン&税理士印を押印しておった。
関与法人第一号の申告書を作成したとき、その責任の重さにサインをする手が震えていたのをよく覚えている。
今じゃ、どぉーよ。
電子申告だから(?)という理由で、お客さんとウチの控用に作成した「紙の申告書」の税理士名は機械印字してサインせず、税理士印も機械的にポンポンとついているだけ。
「潜在リスク」バリバリなのにね(汗)
ムカシ勤めていた頃は、申告書が出来上がって税務署へ提出する前にお客さんに署名・押印してもらうとき(前のボスは「決算報告」と言っていたので今の私もそう言っている)、いろいろとディープなお話をさせていただくことが多かった。
電子申告を導入してからは、ウチはそういうのがなくなった。
申告書を作成する前に、かなりディープな打合せをグリグリやって、「じゃあ、これで送信しときます」、と。
で、従来決算報告と言っていた場面は、ただの「納品&ご請求」の場面(?)に変わってしまった。
お客さんと、どこでどのような場面で、「ディープ&グリグリ」するのかをキチンと考えないと、すぐに「希薄な関係」になってしまうんじゃないかと思っている次第です。